架空の存在の「死神」を近所のアパートで見た恐怖の体験談

恐怖の心霊体験談

私が小学5年生の時に体験した出来事です。近所のアパートで目撃した黒い人影らしきものが、実は死神!?その後起きた事に、驚きと震えが止まらず架空の存在だと思っていたのが、現実に存在するんだと確信したときのお話し。

実家の近所のアパートには当時20代前半と思われる男性が独り暮らしされてました

私が小学5年生の時に体験した出来事です。

賑やかなのが嫌いなのか、外が騒がしいときは、キッチンの窓を開けて、水をかけてきたり、石が飛んできたりと、神経が過敏な方でした。
頻度でいうと、ほぼ毎日。

しかし、一週間程、そのような事もなく、近所方は、引っ越ししたのではないかと噂していました。

引っ越しをしたのなら、安心して外で遊べると私達は喜んでいました。

それこら、約1ヶ月経った頃、夕方の学校帰り、空の色がいつもより赤みとオレンジが混ざったような夕焼けで、何気なく、その男性が住んでいたアパートの方へ目をやって見たら、アパートの屋根の上に、黒い人影らしきものが見えました。

カラスにしても大きすぎる
コウモリでもない

気になって目を凝らして見ると、右手に大きな先の尖ったもの、身体のフォルムは、布で覆われているみたいで、まるでマントを羽織っているようなフォルム。

動かずにじっとしていました。
そのじっとしている目線の先は、例の水をかけてきたり、石を投げてきたりする男性の部屋を見ていました。

元々霊感のある私は凄く胸騒ぎとゾッとする感覚を覚え

すぐに家に帰り母に話し、一緒にアパートの屋根を見てもらいましたが、その人影はいませんでした。

翌日に学校から帰って来て近所の友達と遊んでいるときに、アパートに住んでいる男性の部屋に、お母さんらしき方が訪ねてきました。

部屋に入った10分後くらいに、救急車が来ました。

救急隊が向かった先は、例のアパートの男性の部屋。

「◯◯◯くん!◯◯◯くん!」とお母さんらしき方の声が緊迫したような声で、男性の名前を呼び叫んでいました。

その後、男性は、病院で息をひきとったそうです。
アパートの部屋には、いつも水をかけたり、意地悪をしてごめんなさい。と紙に書いたものが見つかったそうです。

私が見たあの人影は・・・
死神だったのかもしれない

そんな存在、空想の存在だと思っていましたが、この体験をしてから、何故か交通事故のあったゲンバの近くを通ると、どんな方が亡くなられたのかというのがボンヤリと見えるようになってしまいました。

例の男性も担架で運ばれるとき、男性の姿も2重に見え、一人は目をつぶっていて、もう一人は、無言のままこっちを見ていて、私も目を反らすことができないくらい硬直してしまった時の感覚は、大人になった今でも、鮮明に覚えてます。

きっと、あの紙に書いていたことを伝えたかったのかなと・・・