黒猫が目の前を通ると不吉なことが起きる不思議な話

不思議な体験談

『黒猫が目の前を通ると何か不吉なことが起きる』
これは漫画や本なのでよく描かれる事だと思います
皆さんはこの話を迷信だと思いますか?
それとも本当だ、と信じますか?
私も最初は全然迷信だと信じていませんでした。

自分が大学生の頃の話になりますが、当時は電車で通学をしていました。

路線は普通に定期券で購入をした1番近くの駅から乗るルートです。しかし、ちょっと通学時間がかかる為、遅刻しそうな時は別のルートを使っていました。

そのルートは1番近くの駅から自転車で10分程遠くの所にある別の駅から乗る路線ですが、定期券のルートよりも30分程短縮する事が出来て、より早く大学の最寄り駅につけるルートでした。

ある日の事です
その日遅刻しそうだった自分は定期券の方ではなく、短縮できるルートを使おうと思って自転車を1番近い駅からさらに走らせていました。
丁度住宅街の道を走っていると真横から、全身真っ黒な猫が飛び出してきて、丁度自分の車輪の延長戦上の所で伏せてしまいました。

驚いた自分は急ブレーキをかけて自転車を止めます
黒猫は呑気なものでゴロゴロしながら此方を見た後真横の茂みへと戻っていきました。
急いでいる自分にとってはいい迷惑なので正直なところ、「飛び出してくんなぁぁ!!」と叫びたい気持ちでいっぱいでした。

その後無事に別ルートの駅に着くと、驚いた事に電車が人身事故で止まっていたのです
その時の自分は黒猫の事など頭の片隅にもなくて

「こんな事なら定期のルートで行った方が早かった」と少し後悔をしながら立ち尽くしていました

結果その日は、授業に遅刻をしました。

別の日
また同じように遅刻をしそうになり、自分は別ルートの駅へ向かっていました。
前黒猫とあった住宅街に差し掛かった頃、同じかどうかはわかりませんが、同じ横の茂みから黒猫が飛び出してきて今度は一目散にに走って消えていきました。
それを見た自分は「またかい!」と以前黒猫とあったことを思い出しましたが、今度は向こうも止まらないかったので、此方も自転車を止めることなく駅へ向かいました。

今度は無事に人身事故も起こってはおらず、電車には乗ることができました。ところが、乗り換える駅に着く途中安全確認との理由で急停止をし、その後40分程車内で過ごすはめになってしまったのです。

その時自分の頭にあったのは、
「あの黒猫と会うと、何かしらこの駅の周辺で止まる?」
ということでした。

もちろん確固たる理由は何もありません。しかし、あの黒猫と合わないとこの別ルートも電車に何も起こることなく動いています。
それ以来、住宅街で黒猫とあうと、自分は引き返して、定期券のルートで行くようになりました。