局所麻酔によるショック状態で黒服の人を見た恐怖の心霊体験談

不思議な体験談

仕事中、金槌で左示指を強打。筋を痛めてしまい、固定期間が長かったせいか癒着してしまったので指を曲げることができなくなりました。筋の癒着を剥離する手術を受ける事に。

4階の第4手術室

簡単な手術なのでそこまで気にならなかったのですが、やはり『4』が連なると嫌な想像しかしません(苦笑)
局所麻酔なので意識はハッキリした状態で手術開始。何事もなく終了したかと思われました。

しかし麻酔を全身に流す為、腕に強く巻いていたゴムのようなものを外した瞬間、意識が朦朧としだし過呼吸気味になってきました。

そこで私は『死ぬ!』と思いパニックをおこしはじめてしまいました。だんだん息ができなくなってきて周りのスタッフの人もバタバタしだしました。先生はなぜか椅子に座り、腕を組んで私を見ています。
今思えば先生がそのような状態だったので、緊急を要するような状態ではなかったのだと思います。

色々な思いがめぐってきて、酸素マスクをつけられた瞬間、私の手術台の周りに10人以上の黒服の人が現れました。顔は全くわかりません。
不思議な事にその人たちは半透明なので、こちらを見ている先生やバタバタしているスタッフの人は鮮明に見えています。
黒服の人が私を見ているのはわかりますが、やはり顔は全くわかりません。

とてもとても怖くなって『死にたくない!』と言う思いが強くなり、どうしたらこの人たちを返せるのかと考えてました。
『私はまだ結婚もしてない!まだまだやりたいこともたくさんある!!!こんなしょーもない手術で、こんなところで死ぬわけにはいかない!!!!!私には守らなければいけない人がいるんだ!』と強く強く何度も願い続けた時、今まで見えていた黒服の人がフッと消えました。
その瞬間、息ができるようになり、苦しさや恐怖から解放されました。

スタッフの方が『戻りました!あーよかった』と言っていたのを覚えています。

パニック状態になっている時『目をつぶって、ゆっくり息をして』と何度も言われていたのですが、目をつぶると死んでしまうのではないかと思いつぶることができませんでした。
そのせいで黒服の人が見えたのか…あれは誰だったのか…
死神なのか、逆に助けてくれたのか…
今考えても全くわかりません。

ただ、本当に怖くて怖くて、先生に見ているだけじゃなくて助けてほしい!と言う思いしかありませんでした。
その後普通の生活を送り、結婚もし夢を叶える事もできました。
あの経験があったからでしょうか..
不思議でしかたありません。