意味怖 答え解説付「バイクが燃えている」「お砂遊び」「小さな男の子」

意味がわかると怖い話

意味がわかると怖い話の「バイクが燃えている」「お砂遊び」「小さな男の子」を紹介。2ちゃん発祥のクイズのような推理のような、怖いけどクセになる不思議で面白い意味怖を答え解説付でまとめました。サクっと読めるよう短編を中心に、少しでも怖さが和らぐように恐怖の意味怖を猫が、意味怖の解説(答え)を犬が語ります。

意味怖 答え解説付「バイクが燃えている」

友人のマジ体験話だけど。
夜中、山道を走ってると林が燃えていた。
車を泊めてみると、なぜか道路が真っ赤に染まっている。血だった。
そして燃えている林を見るとバイクが燃えている。
その傍らにはヘルメットをかぶってる人が倒れている。
その人は片手がなくなっていた。急いで救急車を呼びました。
自宅へ帰ると車の後輪が真っ赤に染まっていた。なんでだろう。
後日、バイク事故から生還した人がお礼の挨拶に来た。
やっぱり片手はなくなってた。可哀想に。
「私が事故ってたとき、他に車来てませんかね?
私の手は車に引かれてグチャグチャになってたんです。」
その場で殺されるかと思ったらしい。

(燃えている林に気を取られて、
片腕を轢いてしまった。
『その場で殺されるかと思った』
ということは、被害者は
語り手が轢いたと思っていながらも、
確信がなく、
『他に車来てませんかね?』
と少し強めの口調で問いただすように言ったのだろう。

意味怖 答え解説付「お砂遊び」

「坊や、お砂遊びは終わってもう家に帰りましょう」
「やだやい、ママだって昨日パパとお砂遊びしてたじゃないか」
「あらやだ見てたのね
それじゃあ今夜は坊やとお砂遊びをしなきゃ」

(ママは『パパを埋める』というお砂遊びをしていた。
『あらやだ見てたのね
それじゃあ今夜は坊やとお砂遊びをしなきゃ』
つまり、子どもに目撃されてしまったため、
子供も殺され埋められてしまう。

意味怖 答え解説付「小さな男の子」

だいぶ前に何かで読んだ、小学校に上がる前の小さな男の子の話です。
その子が通っていた幼稚園で乗り物をテーマに絵を描くことがあり、
子供達はそれぞれ船とか飛行機とか車とか絵を描きました。
だいたい小さい子供の描く絵は、真横からなどの単純なアングルの絵が
多いものですが、その男の子の描いた絵は青いトラックを斜め下から描いた
ちょっと不思議な絵だったそうです。
また小学校に入学するということで学習机を買ってあげるということになり、
お店で好きな机を選ばせようとしたが、「僕には机は要らないんだ」と
ちょっと寂しそうに言って選ぼうとせず、変な事を言う子だと家族も
不思議がったそうです。
やがて小学校の入学が近づき、通学の練習ということでおじいちゃんに
連れられて小学校までの道を散歩することが度々ありました。
その時ランドセルを背負わせようとしましたが、なぜかランドセルを
背中ではなく胸のほうに背負う(?)のでした。
おじいちゃんが何度背中に背負うように教えても、「僕はこれでいいんだ」
と言って止めようとしなかったそうです。
そして小学校の入学を目前に控えたある日、その男の子はトラック
(青かどうかは不明ですが)にはねられて亡くなりました。
棺に入れられたその子の胸の上には、家族によってランドセルが
置かれていたそうです。

(『青いトラックを斜め下から描いた』
『僕には机は要らないんだ』
この男の子はトラックにひかれることがわかっていた。
『なぜかランドセルを背中ではなく胸のほうに背負う』
棺の中で胸の上に置かれるように、
胸の方で背負っていた。