男性の姿をした山の幽霊?もののけ?に遭遇した不思議な実話体験談

不思議な体験談

1つ山を越えた友人宅からの帰宅中。何度となく通い慣れたはずの山道はいつもと何かが違っていました。幽霊が出ると噂では聞いていたけれど、今まで一度も見たことがなかった私がとうとう幽霊?を見てしまいました。

学生時代に運転免許を取得し

隣県に住む仲の良い友人宅に毎週のように遊びに行っていました。

普段は私を含め友人2、3人で行くことが多かったのですが、その日はたまたま1人で友人宅を訪れていました。

たくさんおしゃべりをして翌朝も仕事があるため、さあ帰ろうと友人宅を出たのも夜の10時前とそんなに遅くはなかったはずです。

その山道はわりと交通量も多く、その時間帯であれば車もたくさん走っているのですが・・・

なぜかその日は私の車一台だけ、前方・後方・対向車すらも見当たりませんでした。

夏場だったので少しだけ窓を開け

音楽をガンガンに鳴らして走っていると、出るともっぱら評判のトンネル前にさしかかりました。

慣れた道とはいえ、普段車輌の多いはずの道に車が1台も見当たらないとなると流石に少し怖くなり、かなり構えながらトンネル内に浸入しました。
1人で平静を装っていましたが内心はドキドキです。

短いはずのトンネルがこんなに長く感じるとは・・
あの緊張感は今でも忘れられません。笑

そして無事トンネルを抜けてホッとしたその直後にそれはやってきたのです。

トンネルを抜けて少し進むと緩やかなカーブになっています。
カーブの先に見えたんです。
白いポロシャツを着た男性が・・・!!!

その男性は道を横断していたので、とっさにブレーキをかけたのですが、不思議な事に距離が縮まらないのです。

トンネルが怖かったんでわりとスピードを出していたはずなのですが、その時はあまり何も思いませんでした。

その直後です!

道を横断していた男性は崖の方まで渡り切ったあとに煙になってしまったのです

本当にボワンときえてしまったのです・・!
そこからの私はまるでレーサーのように猛スピードで山を下っていきました。

とにかく自分以外の車を見つけないと安心出来ないと思い、狂ったようにアクセルを踏みつけていました。

そしてようやく前方に一台、二台と車両が見えはじめたので、ホッとしながら無事自宅に帰りついたのです。

その後しばらくは電気を消して寝れなかったり、1人でエレベーターに乗れなかったりと不安定な日々を過ごしていました。

もちろん友人宅にも決して1人では行くこともなくなりました。

あれから10年以上が過ぎ、今となっては私の目の錯覚だったのでは?と思う事もあるのですが、やっぱり未だにあの映像が蘇ります。

特に悪さをされた訳ではないので、思い出話として今回お話させて頂きました。