大切な我が家が最後に見せてくれた「同じ夢」の不思議な体験談

不思議な体験談

祖母の家に引っ越すことになり、実家を売ることになりました。不動産業者に渡り、もう入ることが出来なくなる前日に家族みんなで実家の夢を見ました。嫁いで離れて暮らす姉も実家の夢を見たそうです。みんな良い思い出の夢でした。

祖母の体調が良くなくなり急に祖母の家に引っ越すことになりました。思い出が詰まった実家を手放すことになり、正直気が進みませんでした。

それでもトントン拍子に事は進み、半月で引っ越し、次の月には不動産業者に手渡すことになりました。もう入ることが出来なくなってしまう前日に両親と実家に入りました。

もう夜も遅く、電気も通ってない我が家はとても寂しそうな雰囲気でした。そして、その日の夜に家族みんなで同じ夢を見たのです。私は自分が小さい頃に実家で姉と遊ぶ夢を見ました。

両親共働きで姉と2人で親の帰りを待つことが多かったので、姉との思い出が多いのです。父は家を建てた時の夢を、母は台所でみんなのご飯を作っている夢を見ました。姉は大学生の頃から実家から離れたところで暮らしていました。

なので姉は見ていないだろうと思いましたが、遠く離れた姉も実家の夢を見てました。姉は私と同様に一緒に遊んでいた頃の夢を見たそうです。夢を見た朝に「実家の夢を見たよ」と両親に話すと驚いた顔で「私も見たよ!」と言われました。

みんなそれぞれ思い入れがあった我が家。最後の最後までみんなを楽しませてくれました。不思議な体験だったけど、なんだか嬉しい気持ちです。