恐怖の味噌汁

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不思議な体験談

ピアノ好きだったの曾祖母の私のピアノ鑑賞会

私のピアノを聴くことが大好きだった曾祖母。ある日、私が1人でピアノの練習をしていたら、物音が聞こえた。きっと、あの日に聞こえた音は、曾祖母がかつて生活していた家で、私のピアノを聴きながらいつも歩く廊下を歩いていたんだろう。

私は自宅に置いてあるピアノを弾くことが大好きで

ピアノ好きだったの曾祖母の私のピアノ鑑賞会の画像

これは、もう10年以上も昔の話です。家にいれば一日中弾いていました。生前の曾祖母は、私の下手くそなピアノでも『とっても上手』と、わざわざピアノの置いてある部屋から自分の部屋までの扉を全て開けて、ピアノを聴いてくれていました。

年齢にしてはとても元気で、ヨタヨタしながらも家中を歩き回り家事をしていましたが、歩く時は足がすり足になってしまっていて、曾祖母の足音はみんなすぐにわかるほどでした。
そんな元気だった曾祖母ですが、私が中学2年の時に、病気をこじらせて亡くなりました。

その時は、私の1番の理解者であってくれた曾祖母が亡くなったことで落ち込み、ひどく悲しみましたが、年月が経つにつれて生活も元どおりになり、私も高校3年生になっており、大学も音大に進学することが決まってました。

ピアノでの進学ではなかったのですが、ピアノも必須だったため、自宅でのピアノの練習はほぼ毎日続けていました。
そんな中、ある本当に暑い日のことでした。

自宅は、古い日本家屋の一戸建てで、ほぼ平屋建ての家です。
私以外、誰も居ない日だったので扉という扉を全て開けて、風通しを良くして、冷房も付けずにただひたすら1人で練習をしていました。
ところが、弾いている最中に人の気配がしたのです。

全員車で外出して居たので1人でも帰宅すれば必ず車の音が聞こえ

全員車で外出して居たので1人でも帰宅すれば必ず車の音が聞こえの画像

それが聞こえなくても車の扉の閉める音は絶対に聞こえるはずなのに、何も聞こえない中で家の中には人の気配がしたのです。

こんなにピアノを弾いているのに、泥棒などは考えにくいと思い『誰か帰ってきたのー?おかえりー』と声をかけました。
反応は無く、ピアノの部屋から外を見渡しましたが、車も一台ありません。

気のせいかな?と思い、ピアノの練習を再開しました。
でも、またしばらく経つとやっぱり人の気配がするのです。
ピアノを弾くのをやめても、物音はしません。気配だけが他の部屋でするのです。

不思議と怖い。という気持ちは無く、まぁいいか。くらいで、また練習を再開。ピアノのある部屋は、所謂客間。と呼ばれる部屋で、ピアノに向かって座ると、部屋の前の廊下などは見えません。

なので、特段そちらも気にならず、弾き続けていましたがだんだんと物音、気配がこちらに近づいてきていることに気づきました。
少し音を小さくするようにピアノを弾き、その物音が何なのか、聞いてみようと思いました。

その部屋は、勝手口から入って来て、お客様用の玄関に向かう廊下に沿ってあります。
そこからお客様用の玄関とは別の方に進むと、現在の祖母、生前の曾祖母の部屋があります。

そこには御仏壇も置いてあり基本的には開けっ放しで

そこには御仏壇も置いてあり基本的には開けっ放しでの画像

親戚の方々がいらっしゃった時はお線香をあげてくださいます。
そして、その物音は、勝手口の方から客間の前の廊下を通り、どうやら祖母の部屋へ向かっているようでした。

祖母の部屋から勝手口へ戻る足音は聞こえないため、私は祖母が車以外で帰宅し、自室へ戻ったのだろうと思い、ピアノを止め、祖母に『おかえりなさい、車じゃなかったの?暑かったでしょ』と声をかけながら、祖母の部屋へ行きました。
しかし、そこには誰も居ません。

不思議に思いましたが、何よりピアノの練習。と考えていた私は、また客間へ戻り練習を再開しました。
すると、また足音が聞こえ始めました。
今度は、客間の部屋の前で足音が止まるのです。

勝手口の方から来て、客間の部屋で止まる。これがずーっと繰り返されるのです。どれくらい続いたでしょうか。30分も経っていないと思いますが、突然車の音がしました。
確実に、家族の誰かが帰宅した音です。

そして、勝手口の方から『ただいま』と祖母の声がしました。
その途端に、足音が聞こえなくなりました。そして、曾祖母が身につけていた、香り袋の香りがフワッとしました。

祖母が帰ってくるまでの間、全く恐怖を感じなかったので、きっと、曾祖母が私のピアノを聴きに来てくれていたのかな?と、勝手に解釈しています。

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