天国に行った愛犬の凄まじい食欲に笑った心霊体験談

笑える心霊体験談

ずっと可愛がっていた愛犬の死、ある時私の身に起きたなんとも不思議で笑える体験話です。実際に私の中に入り込んで来た愛犬、私を使いある物を食べるというファンタジーな話です。天国へ行く前に、どうしてもやり残した事だったのか?と、今でも考えると笑える話です。

私がまだ幼少の頃両親が捨てられていた犬を知り合いから頼まれ連れてきたのです

足の爪が奇形で6本付いているミックス犬、少し人に対しておどおどしたその目が印象的でした。とても警戒心が強く、私達家族に対しても、心を開いてくれるまで時間がかかったのを覚えています。

食べ方のワイルドすぎる犬

野犬…、その言葉がピッタリ当てはまる程ガツガツとご飯を食べ、とにかく突っ走っている、そんな愛犬が大好きでした。

どことなく犬というよりは人間ぽく見える時があり、急にテーブルに手をつき2本足で立ち上がりそのまま考え事をしていたり、私がテレビを見て笑っていると、同じ様にすぐ横で笑っている様な顔で喜んでいたり、犬という感じがあまりしない子でした。

愛犬との別れは突然に

我が家に来た時には既に成犬だった愛犬、私が中学生になる頃には、だいぶあの頃のワイルドさは落ち着いてしまっていました。

眼も白くなり、散歩へ行くと時々木にぶつかったり、すぐに疲れてしまい座ったりと見ていてお別れの日はそう遠くはない事を物語っている様でした。それでも愛犬の好物のバターロールを見ると、ワイルドさが戻りガツガツと食べる姿に、本当に愛しさを感じていました。

ある朝散歩に連れて行こうと小屋を覗くと、愛犬は眠る様に死んでいました。前日にパンをあげようとしたら…、ちょうどきらしてしまい、明日絶対にあげるからねと、約束を果たせないまま天国へ行ってしまったのです。

急なバターロールへの異様な執着心

愛犬が亡くなって1ヶ月ちょっと過ぎた頃でした。朝起きて、どうしてもバターロールを食べたくて食べたくて仕方がない日がありました。

水分も摂らずにガツガツ食べる姿に、後ろから母親が止めに入るくらいでした。ハッと我に返り、物凄い満腹感に座り込み…、何やってるんだろう…と、落ち着いた私を見て母親がこう話だしました。

「今日で49日目だね…。」

カレンダーを見て気がついたのですが、愛犬が死んでから本当に天国へ上ると言われている49日目、こんな突然の変な行動…、あれ?ある事が二人の頭によぎりました。

私が一心不乱にバターロールを食べるその姿はまさに愛犬そのもの!もしかしたら、今日で本当に人間界ともお別れだから、ここぞとばかりに大好物のバターロールを食べておきたい!よし、体を借りよう!そんな風に思ったんじゃないか?それしか考えられませんでした。

なんてあの犬らしい行動なんだろう…、母と大笑いしてしまいました。人間に霊が憑依するなんて話を聞いたら、本来ならゾッとしてしまいがちですが…、死んでからもこんなに笑わせてくれる愛犬が可愛くて仕方がありません。今でも毎年命日にはバターロールをお供えしています。