幽霊の出る女子寮で見た怖い夢と残った手形を見た怖い話

恐怖の心霊体験談

男の子の幽霊が出ると噂の部屋に住んだときの心霊体験です。同部屋の子が寮を出て、怖い夢を見るようになりました。ある日腕を捕まれた夢を見て、朝起きたら子供の手形がくっきりと腕に残っていました。しばらくその手形は消えることはありせんでした。

私が高校生の時住んでいた女子寮での体験です。寮では、2人1組で部屋を振り分けられていました。

私の部屋は4階の角部屋でした。特に変わったことも無く生活をしていましたが、二学期になると同部屋の子が家の都合で寮を出て行ってしまいました。

1人部屋になって1週間ほど経った頃から、怖い夢を見るようになりました。誰かに追われ、必死に逃げる夢でした。ある日、とうとう夢の中でその誰かに腕を捕まれてしまいました。

夢の中でも、痛いと感じるほど強く握られました。振り返ろうとしたところで目が覚めました。起きてからも握られた感覚が残っていました。

それから朝食に行き友達に夢のことを話しました。「ここを握られたよ。」と言いながら腕をまくると、くっきりと手形が残っていました。

ゾッとして、「寝相悪くて腕を握っていたからそんな夢見たのかな?」とその手形に自分の手を合わせてみましたが、明らかに私の手よりは小さい手でした。

後から聞いた話では、私の部屋には昔から男の子の幽霊が出るという噂があったそうです。いたずら好きでよく人にちょっかいを出すみたいでした。それから夜中に誰かが廊下を走る音がしたり、物が勝手に落ちたりすることがよくありました。

しかし、怖い夢を見ることは無くなりました。ただ、腕に付いた手形はしばらく消えませんでした。今でもあのときの腕を捕まれた感覚は忘れられません。