【苦痛だった6年間】引っ越した家で起きた幽霊の怖い話

恐怖の心霊体験談

私が小学4年生の時に引っ越した家は幽霊が出る家でした。毎日聞こえる階段を上る音…。寝ていると突然引っ張られる髪…。窓の外を見て笑う妹…。金縛り…。お祓いに来た神主さんから聞かされた事実に私達は引っ越すことを決めました。

私が小学4年生の時に引っ越した家は幽霊が出る家でした

もう10年以上前のことです。元々アパートに住んでいた私は父の転勤をきっかけに借家とはいえ一軒家に住めることが大変嬉しかったのを覚えています。
2階には私の部屋と空き部屋が一つありました。

私が部屋にいると階段を上る音が聞こえます。
私は母が上ってきたと思い話しかけましたが、返事はなく、部屋のドアを開けると誰もいませんでした。
そんなことが度々ありました。

特に夜中は酷く一晩中階段を上る音が聞こえる事もありました。
しかし、毎日聞こえると慣れてくるものであまり気にしなくなった頃、壁側を向いて寝ていた私の髪の毛が引っ張られブチブチと音を立てて髪が抜けました。

あまりの痛みに振り返るも誰もいません。
しかし布団の上には10本近く抜けた私の髪が落ちていました。
父と母には相談しました。
父は怖がりなのであまり話を聞いてくれませんでしたが、母から話を聞くことが出来ました。

まだ小さかった妹(1歳になるかならないか)が窓の外を見て笑っていることがあるというのです。
居間の窓は上半分が透明、下半分はすりガラスになっているのですが、上の方を見てニコニコと笑っているというのです。

我が家は少し高めに作られており、窓の外に立つと父ですらすりガラスから顔が出ることはありません。
そんな窓ガラスの上を見て笑う、しかも何度も、というのは不思議だと母は言っていました。

それから数週間が立った頃に母が居間で妹を寝かしつけ

自分も少し昼寝をしようとした時、急に金縛りにあったそうです。
母は度々金縛りに合うことがあったのですが、この時ばかりは何かがおかしいと思ったそうです。

なぜなら母の隣に白い着物を着た老婆が座っていたそうです。
そして、おかしかったことがもう一つ、妹が起きて泣き出したのです。
普通金縛りなどは他の事に気が逸れると解ける事が多いそうなのですが、妹を抱っこしようとしても動けなかったそうです。

そして、母はその着物の老婆に五寸釘を額に打ち込まれました。
その瞬間に金縛りは解け、母は慌てて妹を抱き上げたそうですが、冷や汗が止まらなかったそうです。
そんなことがあり、近所の神主さんにお祓いをしてもらうことにしました。

一通りお祓いを終えた神主さんから聞いた言葉に私達家族は驚きました。
ここの家は昔、戦争があった時に、ここに大きな穴を掘り動物の死体を捨てていた場所だったそうです。

先程も話したとおり、家が少し高い場所にあるのはそれが原因だったそうです。
怖くなり私達は引越しを決意し、引っ越したあとは特に何事もなく幸せに暮らしました。

ただ、最近その当時の話を家族でしていたところ、まだ小さかったはずの妹が…
「あそこの家、窓の外に顔がいっぱい浮かんでたんだよね」
と言われてゾッとしました。