恐怖の実話体験談「お母さん早く来て…」知らない謎の子供からの着信

恐怖の心霊体験談

中学3年生の頃、1週間ほど両親がオーストラリア旅行で家を空けたときに体験した恐怖体験です。ちいさな男の子の声で「おかあさんはやくきて」と言われましたが、あの子が誰だったのかは未だに不明です。その後に金縛りも起きて・・・

私の姉はオーストラリアに留学をしていました。私が中学3年生の夏休み、両親が姉の所に遊びに行こうと提案してきましたが、受験勉強があったので私は一人家に残る事にしました。
中学3年生とは言え、まだまだ子どもです。
1週間も両親がおらず自分ひとりだけで過ごすのは初めての事でした。
そのときは、一人暮らし気分、大人気分と、浮かれていましたがまさかあんな事が起こるとは・・・

いよいよ、両親がオーストラリアへ行く日です。
「いってらっしゃ~い、お土産買ってきてね」とのんきなものでした。
両親が出て行って、いつもは賑やかな家もなんだかがらんとして寂しく感じましたが、せっかくの一人暮らし気分、受験勉強はあるけど好き放題だ!と、手始めに好きなドラマのDVDを再生し始めました。
そろそろ夕飯でも作ろうかなと思っていると、
固定電話が鳴りました。

「はい、○○です」
「・・・」
「どちら様ですか?」
「・・・」
「あれ?どちら様ですか?電話きりますよ~」
「・・さん」
「え?聞こえないです。」
「おかあさん」
「え?」
「おかあさんはやくきて」

ガチャッツーツーツー」
小学校低学年くらいの男の子の声でした。
あまりの出来事にしばらく唖然とした後、我に返った時には、
これから1週間両親がいない事が恐怖でしかなくなりました。
家中の電気をつけ、お風呂で髪を洗うのも目をつぶるのが怖くて怖くて、カラスの行水でした。
そして、夜の12時くらいになったので、そろそろ寝ようと布団に入りました。
怖かったので間接照明だけはつけたままで眠りました。

妙に寝苦しく、明け方4時頃に目が覚めたと思った瞬間、金縛りになりました。
運が悪く目が開いている状態でした。
怖くても目を閉じられません。
自分の足元の右隣りに何かがいるのが見えました。
正座をして頭をぐっとしたに下げて座っている知らないおばあさんいたのです。

それを視界にとらえて3秒ほどはどうにもできませんでしたが、あまりの恐怖に叫びながら目をなんとか自力で閉じました。
その瞬間、金縛りも解けたのです。
夏でしたがとにかく怖かったので、頭まで布団をかぶって震えていました。

そんな事をしているうちにまた眠ってしまったのですが、あれは一体何だったのでしょうか。
両親が帰ってきてから起こった事を話しましたが、「夢でも見てたんじゃないの?」と笑い飛ばされるだけでした。
でも、あの電話の「おかあさんはやくきて」は、まぎれもない現実です。