【恐怖体験談】連れていかれると噂される見てはいけない鏡

恐怖の心霊体験談

大阪某所の心霊スポット入口に不自然なカーブミラーがあり、夜は絶対に見てはいけないと言われていますがそれを見てしまった後輩が何かに取り憑かれてしまい、しばらく意識を飛ばした後に発した言葉に周りが凍りつきました。

夏の暑い日の深夜に友人達と心霊スポット巡りをしようという話になりました

私はそのような場所は苦手で行きたくないなぁと思いながらも乗り気になっている友人達の話の腰を折るような事は出来ないなぁと思い、しぶしぶついて行きました。

大阪某所の小さな滝と祠があるその場所は、昼はバーベキューをやっている家族がいたりパワースポットとして訪れる観光客で賑わっていましたが、夜は水の音だけが静かに聞こえる何とも不気味な場所でした。

その入口に見通しも悪くないのに不自然に立っているカーブミラーがありました。

友人の1人が言います。あのカーブミラーは絶対に見てはいけない、と。
私を含め何人かは怖かったのもあり見れなかったのですが、一緒にいた後輩の1人が「どうせなら何か映ってた方が面白い」と言ってそのカーブミラーを見てしまいました。

特に何も変わったものは映ってなかったようで、ケラケラ笑いながら面白くない!と言っていました。

私達は怖いと感じていた者もそうでない者もいつものテンションで真夜中のその場所に入り、近所迷惑な大きな声で話しながらどんどん進みました。

一番奥に滝があるのですが、その滝は前日に雨が降っていたからなのか水量がいつもより多かったような気がしました。
3分程でしょうか、何かあったわけでもないのに皆が話すのをやめてその滝を眺めていました。

そのうち誰かがそろそろ帰ろうかと言い出し皆が滝に背を向けました

しかし、1人だけ動き出さない子がいました。
カーブミラーを見た子です。

滝に向かってブツブツ何か言っているようでしたが、何を言ってるのかわかりません。
もう行くよ!と言って手を引いても金縛りにあっているかのように後輩は動きませんでした。

その様子を見て、カーブミラーを見るなと言った友人が後輩に飲みかけのワンカップの日本酒を頭と肩に少しかけました。

すると後輩は我に返ったようで、ようやく私達の呼び掛けに反応しました。

どうしたの?!と聞くと、滝の向こうにいた人と話していた、と言いました。もちろんその場所には私達しかいません。誰?と聞くと女の人だと言いました。

何て話してたの?と聞くと、お腹が空いたから誰か1人こちらに寄越せと言われたと言いました。

自分では無い誰か別の人間が自分に入っていて、じゃぁ私が食べられるわ、と言ったそうです。

後輩は食べられたくなかったので必死で踏み出そうとする足を地面につけていた、と言いました。

その話を水の音がするだけのその場所で聞いた私達は、急に気温が下がったような寒さを感じ、誰からともなく手を繋ぎ出口まで歩きました。
きっと怖かったんだと思います。

その日は皆その場所を離れた後すぐに解散して家に帰ったのですが、後輩はその日帰宅後から高熱を出し救急車で病院に運ばれました。
1週間ほど入院したのですが、原因はわからなかったようです。

今では後輩とも連絡を取ってないのでどうしてるのかわからないのですが、あの見てはいけないカーブミラーを見た影響もなく元気に過ごしていることを祈ります…。