3歳で亡くなった愛犬を悲しんでずっと泣いて過ごしていたら夢で人の姿になって亡くなった愛犬が会いに来てくれました。きっと愛犬は私が管理不足で早く死なせてしまった後悔をしているのを気にする事は無いと言いに来たのでしょう。
初めて犬を飼った時の事です。ある日、庭で可愛い子犬が遊んで居ました。
私の住んでいる場所は高台なので、捨て犬も結構多くいました。
この子犬も捨てられて偶然私の家に来たのだろう、と思いました。
しかし保健所に渡すのも可哀想だし仕方ないから家で飼う事にしたのです。
名前を付けようと女の子か男の子かよく見たのですが、イマイチ見分けが付きませんでした。
その結果、男の子と勘違いして「タロ」と名付けたのです。
タロはすくすくと元気に育ちました。
しかしおそらく散歩中に、畑に撒かれていた殺鼠剤を食べてしまったのでしょう。
しばらくしてから亡くなってしまいました。
タロが３歳の時の事です。
たった３歳でタロを死なせてしまった事や、躾が厳しかったんじゃないか、など毎日悔いては泣いていました。
一週間ほど暗く重い気持ちで泣いて過ごしていたある日、昼寝をしていたら夢を見ました。
柔らかい明かりで満たされている場所に私は一人で立って居たのです。足元はフワフワした白い雲の様な不思議な場所です。
目の前には若い茶髪の女性が立って居ました。
しかし顔の部分には濃い霧の様な物があって顔は全然見えません。
しかし、この女性を私は絶対に知っているのです。
でも思い出せない、一体誰だっけかな・・・なんて考えているとその女性はタロちゃんだよ！と明るい声で言ったのです。
その瞬間、私の頭の中のモヤモヤした物が一気に晴れました。
そうだ、この人はタロだ、とはっきり確信したのです。
そこで私は目が覚めてしまいました。
目が覚めたら信じられない位に気分がすっきりしていました。
あれ程毎日悲しくて落ち込んでいた気分が嘘の様にすっきりした気分になっていたのです。
きっとタロは私にお礼を言いに来たのだと思います。
厳しく叱った事や、もっと遊んであげたかったなんて後悔する必要は無いよ。
楽しかったんだよ、と伝えに来たんだと思っています。
